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団体の運営で嘘をついてはいけない

嘘がバレた時に与えるダメージは大きい

学生団体やサークルでも、また社会人になってからの仕事でも、嘘をつくことは理想的ではありません。
嘘と言っても許される嘘もあれば、そうでないものもあります。
その違いは何なのでしょうか?

許される嘘とは、相手を思いやる気持ちがあり、誰も傷つけない嘘が該当します。
例えば、相手の作業を手伝うときに相手に気を遣わせないために「暇だから手伝う」とか「自分が得意なことだからぜひ手伝いたい」など、実際にはそうでなくても嘘をつくことはあるでしょう。
こうした嘘は、誰かを傷つけるわけではなく、背後には手伝いたいという誠意があることから生まれます。
あとから「本当は暇じゃなかった」とか「本当は得意じゃなかった」ことがばれたとしても、激怒されたり相手を傷つけたり、また団体に大きなマイナスのダメージを与えることは少ないのではないでしょうか。

一方の許されない嘘とは、誰かを傷つける可能性があるものを指します。
保身のための嘘は、このタイプに分類できるでしょう。
具体的には、クライアントからのクレームを隠してなかったことにしたり、自分のミスを他人のせいにするなどが挙げられます。
また契約をとるために相手にとって不利益となるような情報を意図的に伝えないということも、嘘をついているわけではないにせよ、許されない行為です。

こうした許されない嘘は、遅かれ早かればれる可能性がとても高いものです。
そしてバレた時は自分自身の信用が地に落ちますし、場合によっては団体やグループの信用にも大きなマイナスのダメージとなってしまうでしょう。

信用というものは目に見えないもので、構築するには長い時間がかかるものです。
そして、失墜した信用を取り戻すにはもっと長い時間がかかります。
せっかく築き上げた信頼や信用を、つまらない嘘のために失墜させることは、どんなシチュエーションにおいても賢明ではありません。
だって嘘をついても遅かれ早かれバレますし、それで信用を失うのですから、得られるものは何もないのです。

噓をつかないための心構えとは?

嘘をつかないためには、どんな時でも自分自身に正直でいることが重要です。
状況が悪い場合でも、正直に上司や運営側に報告しましょう。
その際には、状況が悪くなった原因や理由を正直に伝えるとともに、考えている解決策を提案してはいかがでしょうか。
もしかしたら自身が考えている解決策よりもベターな方法があるかもしれません。

そして、自分に非がある場合には素直に謝罪することもまた、嘘をつかないために必要な作業です。
謝罪することは悪いことではありませんし、自分の価値を下げるものでもありません。
ミスに対して謝罪をし、速やかに軌道修正することによって集団にかける迷惑を最小限に抑えられます。