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  3. 学生団体とサークルの違いについて

学生団体とサークルの違いについて

違い1:目的や意識

学生団体とサークルは、どちらも大学生が中心となって活動する組織です。
しかし、組織の目的やメンバーの意識は大きく異なります。
サークルの場合、一つの活動を通して仲間意識を持ったり、友達作りができるといった目的が多いものです。
そのサークルの存在意義や社会的な目的が明確になっていない団体もあります。

それに対して学生団体は、社会問題の解決に取り組むなど、目的や存在意義が明文化されているという特徴があります。
ボランティアや起業など目的が明確になっているため、入会する学生もそうした問題に対して高い意識を持っている人が多い傾向があります。
また学生団体の中には、企業とタイアップして案件やプロジェクトを立ち上げたり、そこから収益を出す活動に取り組む組織もあります。
サークルの場合はそうした活動は行わないことが多いため、そうした活動内容の面においても学生団体とは大きな違いがあると言えます。

違い2:メンバーのバックグラウンド

サークルにもいろいろなタイプがあり、一つの大学の学生のみがメンバーになっているものもあれば、複数の大学の学生が参加できるものもあります。
学生団体の場合には、一つの大学内という枠を持つ組織は少なく、多くの場合には複数の大学から様々なバックグラウンドを持つ学生たちが同じ目標や目的をもって集まり、活動するという特徴があります。

サークルでは同じ趣味を通じての活動をするため、気が合う仲間や友人を作りやすいというメリットがあります。
また学生団体よりも規模は小さいため、仲間意識や帰属感を得やすいという点も魅力と言えるでしょう。

一方の学生団体では、サークルよりも規模は大きく多種多様な考え方や価値観の人が集まります。
その中では柔軟な考え方や対応をするスキルが身につきやすく、これは社会人になってからも役立ちます。
同じ目標や目的意識をもって活動することで、仲間意識を感じることももちろん可能です。

違い3:活動で得られるメリット

サークルと学生団体とでは、活動することによって得られるメリットが異なります。
サークルの場合には、仲間で楽しむことができ、社会人になっても交友関係を続けられる友人と出会えるチャンスが高いというメリットがあります。
役職を担当すれば人をまとめるスキルやコミュニケーションスキルを身に着けることができるなど、社会人になってから役立つスキルが身につくというメリットもあります。

一方の学生団体では、学生という立場でも活動を通してビジネス体験ができるというメリットがあります。
ボランティア団体でも企業とタイアップしてプロジェクトに携わる場合でも、企画書を作成したり組織を統率するスキルが身につき、これは就活の際にも高評価されることでしょう。
また社会問題に取り組むという点で、問題解決能力も身につけることができます。