一緒に活動する団体仲間の探し方
学生団体は団体を構成する学生なくしては成立しません。
学生団体を運営するにあたっては、一緒に活動してくれる学生を集めることも一つの大きなミッションになります。
しかし、数がいればいいというわけではもちろんなく、活動の理念を理解して賛同してくれる人を集めなければいけません。
既に参加してくれているメンバーからの紹介や、直接関われる機会を取れる相手なら団体の理念をしっかり説明したりできますが、広範囲に向けた募集となるとそれも難しくなります。
また仲間として受け入れられるかどうかを決める基準もはっきりしておかなければ、運営の中でも意見が分かれたりと、トラブルの原因にもなりかねません。
これは学生団体の規模とは関係なく、気を付けていきたい部分です。
新たな仲間を探すにあたっていい方法がないか考えた結果、私たちの団体ではアドミッション・ポリシーの考え方を役立てることに行きつきました。
この考え方と指針を固めて導入してからは、学生団体としての軸も強化され、新たなメンバーの勧誘・採用も以前に比べて円滑に進められるようになったと感じています。
アドミッション・ポリシーとは
アドミッション・ポリシーとは、各学校が出している「入学者受け入れ方針」のことです。より具体的に説明すると…
アドミッションポリシーとは入学者受入方針として「将来に明確な目標をもつ人」「本学の伝統や教育を理解する人」「経営のエキスパートをめざす人」のように、AO入試を行う学校や学部・学科が、どのような人物を望むのかを示したもの。
かなり具体的な場合もあれば、抽象的な概念を述べていることもありますが、よく理解したうえで受験を決めましょう。
AO入試ではアドミッションポリシーがとても重要な位置づけにあるものなので、必ず目を通して理解できるようにしましょう。。
またもう少し補足すると、AO入試はアドミッション・オフィス、つまり入学事務局の選考基準に基づいて選考を行う試験。
一般入試のような学力試験を課さずに、アドミッション・ポリシーに合った、「期待する人物像」であるかどうかを基準に受験者を評価していく仕組みです。
もうお気づきかもしれませんが、「期待する人物像」を集めたい学生団体にとっても、アドミッション・ポリシーの概念が応用できるのです。
学生団体の運営はアドミッション・ポリシーを考え制定し、参加希望者への採否はアドミッション・ポリシーに合っているかどうかを基準に判断することができます。
運営側で正しくアドミッション・ポリシーが共有されていれば、採否の決定について意見が分かれるリスクも減らすことができるのです。
新しい仲間を受け入れることも運営には必須のミッションですが、採用にかかる時間的コストやリスクを減らせれば、それだけ本来の活動に力を入れられます。
もし新メンバーの勧誘や選考でお困りの学生団体がありましたら、参考にしてみてください。